カージナルスは北米に多く生息する美しい鳥で、その鮮やかな色彩と高揚感のある歌声から、庭に現れると多くの人が歓迎する鳥である。

カージナルは、ネイティブアメリカンの多くの部族の神話に登場し、ネイティブアメリカン以外の人々にとっても、強いポジティブな意味合いを持つことがあります。 そこで、この鳥についてもっと理解するために、ここではカージナルのシンボリズムと、カージナルを見たときの意味について説明します。

カージナルスの特徴

カージナルスの象徴を見る前に、この鳥の特徴と、私たちがどんなものを連想するかについて考えてみましょう。

カージナルスにはいくつかの種類があり、色もさまざまだが、私たちが真っ先に思い浮かべるのは赤ではないだろうか。

実はこの赤色は、カトリック教会の枢機卿が着用するローブと色が同じであることから、そもそも枢機卿と呼ばれるようになった。

また、カージナルスは鳴禽類であり、その赤色と明るく陽気な歌声から、特に冬の寒く寂しい時期に歓迎されるため、希望や喜びといった高揚感を連想させることが多いようです。

また、カージナルスは生涯交尾を続けることから、真の愛、一夫一婦制の関係、パートナーへの忠誠心をイメージさせることも重要な特徴である。

また、移動するのではなく、一年中同じ場所に住んでいることから、「家」を象徴する存在にもなっています。

また、知能が高いことから、チャンスを逃さないという意味も込められています。

また、「カージナルスが現れると、天使が近づいてくる」という言い伝えは有名で、霊界からのメッセージを連想させ、大切な人を亡くしたばかりの人に慰めを与えることが多いようです。

ネイティブアメリカンの伝統を受け継ぐカージナルス

カージナルスはアメリカ大陸原産なので、旧世界の神話には登場しないが、明るく個性的な動物なので、ネイティブアメリカンの伝統にカージナルスにまつわる信仰や伝承が多くあるのは当然といえば当然である。

ネイティブアメリカンの部族がカージナルスに込める意味はさまざまだが、ほぼ共通して肯定的に捉えられている。

カージナルは霊界からの使者と考える部族もあり、死別した人に慰めのメッセージを届けるという考えと密接な関係がある。

また、ネイティブアメリカンの多くの部族にとって、彼らはロマンチックな愛、求愛、一夫一婦制を象徴する存在であり、彼らの求愛と愛の献身は注目されている。

独身者には「もうすぐ恋ができる」、交際中の人には「情熱が再び燃え上がる」ことを約束する縁起物とされています。

しかし、不誠実な人間にとっては、相手に誠実であれという戒めにもなる。

カージナルは12個の卵を産むことで知られており、この数はある種族にとって幸運の数字とされている。 また、卵の数は1年の月数と一致しており、このことからカージナルは近い将来の幸運を予言するものと考えられている。

また、カージナルが天気を予言すると信じている部族もあり、ピマ族などは、カージナルを見ると雨が降りそうだと信じているそうです。

カージナルスにまつわるネイティブアメリカンの物語

アメリカ先住民の神話にもカージナルスの話がある。 その例を2つ紹介しよう。

森の中の乙女

昔、チョクトー族の物語に、森の中の小屋に一人で住んでいた美しい乙女がいた。 彼女は孤独だったが、その声を聞いた赤い小鳥が彼女と仲良くなり、毎日歌を歌って相手をしてくれたという話である。

しかし、少女は愛する人がいないので、まだ悲しんでいました。ある日、赤い鳥が一人で座っている勇敢な戦士を見て、鳥は彼に歌い、彼は鳥を追って森に入りました。

結局、鳥は戦士を乙女の小屋に案内し、最初は恥ずかしがっていたが、やがて乙女と戦士は言葉を交わし、恋に落ちた。

そのため、チョクトー族にとって、カーディナルは縁結びやロマンチックな愛を象徴している。

枢機卿はいかにして赤になったか

チェロキー族の別の話では、アライグマはよくオオカミをからかったりいじめたりすることで自分を楽しませた。例えば、オオカミを侮辱したり、尻尾を引っ張って逃げたりしたのである。

ある時、オオカミがタヌキを捕まえようとしたら、タヌキは木の上に逃げてしまった。 しかし、オオカミは水面に映ったタヌキの姿を見て、タヌキだと思い飛び込んだ。

オオカミは流れの速いところで溺れそうになり、やっとの思いで川から上がると、疲れて眠ってしまった。その時、アライグマがやってきて、彼の目を泥でいっぱいにした。

目が覚めると、目が見えなくなったと思ったら、茶色の小鳥がやってきて、オオカミの目の泥をつついたのです。

そのお礼にオオカミがカージナルを赤い石に案内し、羽をこすりつけるように言ったところ、真っ赤になった。 これが、カージナルの色の由来である。

非ネイティブアメリカンシンボリズム

さて、ここまでネイティブアメリカンの信仰に基づくカージナルの伝統的な象徴について見てきましたが、ネイティブアメリカン以外の人々にとっては、カージナルは何を象徴しているのでしょうか。

一般に、それらは多くの同じものを象徴していると見られているが、以下のようなものもある。

死別の慰め

死別した後にカージナルを見ると強い安らぎを感じるという人が多く、この不可解な感覚を多くの人が共有することで、カージナルは親しい人の死後の安らぎの象徴とされるようになった。

大切な時間への想い出

陽気な歌声、鮮やかな色彩、歓迎される存在感、人によっては、カージナルスは大切な過去の幸せな思い出の象徴となる。

家庭円満

カージナルスは一生の交尾をし、頑丈な巣を作って一年中そこに留まるので、強い家族の価値観や家庭円満の象徴とされているのも納得できる。

フレンドシップ

カージナルスは社交的な鳥で、他のカージナルスや他の種類の鳥と一緒にいることを喜びます。 そのため、友情の象徴でもあるのです。

カージナル（枢機卿）を見かけたら、どんな意味があるのでしょうか？

人生において偶然に起こることはほとんどなく、私たちが経験することすべてに意味が込められています-私たちが送られているメッセージを聞き、解釈する方法さえ知っていれば。

ここでは、カージナルを見ることで得られる最も一般的な意味を紹介します。

1.大切な人が無事に天国に着いたことを伝えること

先にも述べたように、大切な人が亡くなってすぐに枢機卿を見ると、言いようのない安らぎを感じる人が多いようです。

もしあなたが最近、大切な人を亡くしたのなら、枢機卿を見ることは、「あなたの愛する人は、すでに天国に無事たどり着き、より良い場所から見守っていますよ」という明確なメッセージなのです。

これは多くの人が感じているとても力強いメッセージなので、もし同じようなことがあったら、このサインを受け取っていることで安心することができます。

2.死を恐れるな、肉体の世界に執着するなということ。

時には、大切な人の葬儀で枢機卿を見かけることもあるでしょうし、墓地に現れることもあります。

ここでは、慰めのメッセージでもありますが、物理的、物質的な世界にあまり執着しないようにということです。

この世で何をするかも大切ですが、それだけではありません。あなたが永遠にこの世を去った後も、あなたの魂は、あなたの大切な人の魂と同じように生き続けるのですから、安心してください。

3.グッドラック

カージナルは、幸運や豊かさを象徴する鳥なので、見かけたら「何かいいことがありそうだ」と安心することができます。

4.恋愛にまつわるメッセージ

カーディナルは、ネイティブアメリカンの信仰と同じように、人間関係やパートナーに忠実であることに関連しています。

もしあなたが交際中なら、この鳥を見ることで、二人の関係を大切にし、互いを最大限に尊重することを思い出すかもしれません。

最近、相手に気を遣っていなかったあなたは、カージナルを見ることで、もっと相手に時間を割くようにというメッセージかもしれません。

また、「絆が強いから、もっと相手を信頼したほうがいい」という解釈もあります。 人を信頼することは、強く幸せな関係を築くための鍵ですが、カーディナルは、それをもっと心がけたほうがいいというサインかもしれませんね。

最後に、パートナーへの献身が揺らいでいる人にとって、カーディナルは誠実であり続け、浮気の誘惑に負けないようにという警告になるかもしれない。

5.境界線を設定する

カージナルスは縄張りを守る性質があるため、窓をつついたり、家の中に入ってきたりするのを見ると、「境界線に気をつけよう」というメッセージになるかもしれませんね。

誰かがあなたのパーソナルスペースに侵入したり、ネガティブなエネルギーであなたのオーラを侵していませんか？

そして、もしそのような人がいたら、その人を遠ざけるか、人生から完全に切り離すべきかもしれません。

6.天使からのメッセージ

カーディナルを見ることは、天使が近くにいることを意味すると考える人は多く、もしカーディナルを見たら、守護天使があなたにメッセージを伝えようとしていることを示すかもしれません。

そのメッセージは、あなたが一人ではないことを思い出させるような単純なものかもしれませんが、あなたの天使は、別のメッセージを伝えようとしている可能性もあります。

もしカーディナルを見たら、これからの数日間、エンジェルナンバーなどのメッセージに注意を払うようにしましょう。

7.チャンスをつかむ

カージナルスは知能の高い鳥であることはすでに述べたとおりですが、例えば、他の鳥がやってくる前や去った後にバードフィーダーを使うなど、その知能を駆使して状況を有利に進めることができることで知られています。

だからこそ、枢機卿を見ることは、これから起こるチャンスを逃すことなく、その知性を最大限に生かすための準備の表れかもしれません。

8.もっとクリエイティブになるための時間をとる

美しい鳴き鳥であるカージナルを見ることは、「もっとクリエイティブな時間が欲しい」というメッセージかもしれません。

楽器を演奏している人は、「もっと練習する時間をとれ」というメッセージかもしれませんし、演奏していないけどやってみたいという人は、今がチャンスかもしれません。

しかし、このメッセージは特に音楽についてではなく、創造性一般についてかもしれません。もしあなたが絵を描いたり、文章を書いたり、何か創造的なことをしたいのなら、忙しいスケジュールの中でそのための時間を見つけるようにしてください。

歓迎の印と幸運の前兆

このように、カージナルスはポジティブなサインとみなされており、もしカージナルスがあなたの前を横切ったら、それはたいてい良い知らせを意味しています。

恋愛、誠実な人間関係、最近亡くなった人からの慰めのメッセージなど、さまざまな可能性があるのですが、深く考えたり瞑想したりして自分の内面を見つめれば、直感がサインの解釈を教えてくれるでしょう。

ピン留めをお忘れなく